まず、ひとつ下のネットワーク層で「宛先(IPアドレス)」を決めます。
これは「どの家に届けるか」を決める役割です。
次にトランスポート層で、その宛先に対して
「どんなルールで通信するか」を決めます。
例えば TCPの80番ポートの場合、TCPはコネクション型の通信で、信頼性が高いのが特徴です。
具体的には、再送制御・バッファ制御・ウィンドウサイズ制御などのフロー制御を行います。
「80」という数字はポート番号で、家でいうと「どの扉(サービス)に届けるか」というイメージです。
送信するデータは、そのままでは送れないため、MTU(最大1500バイト)ごとに分割して送信されます。
この分割されたデータ一つ一つにシーケンス番号(通し番号)が付けられます。
もし途中でデータが届かなかった場合、受信側は「この番号のデータが届いていない」と判断し、再送を要求します。
そのため、番号管理が必要になります。
また、データは順番どおりに届かないこともあります。
途中で欠落があると、受信側は重複ACK(同じACK)を送って「この番号のデータを送ってください」と通知します。
このように、順番・欠落・再送を管理して高い信頼性を実現しているのがTCPで、それを担当しているのがトランスポート層です。
こんなイメージで良いかと思います。