私は他人の寝息(いびきではなくても)がだめで眠れません。
心理学的には、その状態は ミソフォニア(misophonia) という概念で説明されることが多いです。
これは「音がうるさい」という感覚の問題ではなく、特定の音が感情と強く結びついてしまう状態です。
人の脳では、音はまず聴覚野で処理されますが、同時に扁桃体(怒り・嫌悪・恐怖などの感情を司る部位)にも直接情報が送られます。
一般的な処理
鼻水の音が耳に入る
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聴覚野で「音」として処理される、それと同時に
↓
前頭葉(考える)、扁桃体(感情)に情報が送られる
↓
前頭葉が先に働き
「鼻水の音だ」「季節的に仕方ない」と意味づけ
↓
その評価を受けて
扁桃体が「まあ問題ない」と判断
↓
強い感情反応は起きない
ミソフォニアの場合、鼻水をすする音など特定の音がトリガーとなり、
「考える前に感情が反応する」扁桃体優先の回路が過敏に働いてしまいます。
そのため
・音を聞いた瞬間に強いイライラや怒りが出る
・相手を責めたいわけではないのに感情が抑えられない
・集中に入る前に感情が乱されてしまう
ということが起こります。
これは性格や努力不足ではなく、音と感情が無意識レベルで結びついている脳の反応特性によるものです。
だから「気にしなければいい」「集中すれば平気」という助言が効かないのも、心理学的には自然です。
対処として現実的なのは
・音刺激を弱める(耳栓・生活音を和らげるグッズ)
・試験時の席配慮や別室受験など環境調整を相談する
・我慢して慣れようとしない(感情反応が強化されやすい)
です。
おすすめは耳栓です。私は超頭いい人たちと仕事してますが、あなたのような傾向の方が多いです。あなたは選ばれた人です。めげずに頑張ってください。
ただし、日常生活や試験に支障が出ているなら、学校カウンセラーや心療内科に相談してよい内容で、心理学的には「甘え」ではなく、感覚と感情の結びつきによる困りごとと考えられています。