仏教の伝統宗派(各派)では、通常、寺院の境内墓苑に建立された墓は、
・護持会員(=檀家)が、「護持会員(=檀家)の権利義務」の一環として境内墓苑の1区画の貸与をうけ、建立したもの
ということになります。「護持会員(檀家)の権利義務」とは、
・○○寺を護持する意思にもとづき「○○寺の護持会」に入会する
・毎年の護持会費(檀家負担金)を納入し、必要な宗教儀式は○○寺住職に「法事の導師」を依頼して執行する
・境内墓苑の1区画の貸与をうけ、そこに墓を建立できる。
・貸与をうけた1区画は「護持会員の権利・義務を怠らないかぎり」子孫に継承できる
という形式・内容が一般的です。
護持会の会員権(=檀家の資格)は世帯単位で継承され、
・兄弟姉妹のうち「跡取り」一人が継承
・他の兄弟は新規に入会するか、他の寺・宗派・宗教に入信するのも自由
・姉妹は婚家の宗派の檀信徒となり、婚家の墓・仏壇に入る(跡取りは除く)
というのが一般的です。
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\u0026gt;このままだと無縁仏扱いになるのでしょうか?
質問者さんの母方本家のお墓は、ある世代から護持会員(檀家)としての義務を放棄し、
・護持会費(檀家負担金)の納入を停止している
・法事の依頼(回忌法要やお盆の棚経、家族がなくなった場合の通夜・本葬・四十九日等))を行わなくなった
状態にあります。
ご本家のご親族がどなたもお寺に連絡しない状態とのことなので、まさにいま現在、「無縁墓」の状態になっています。
現行の(改訂)墓埋法では、墓苑の管理者(お寺)は、「墓の管理者(=その墓の持ち主である護持会員(檀家))と連絡がとれなくなった墓地」については、墓石に1年間の告示を掲示したのち、撤去することが可能となりました。
質問者さんがお墓参りをなさった際、墓石に縄がかけられ「この墓の所有者と連絡がとれません。お心当たりの方は〜〜」という掲示が貼り付けられていたならば、「無縁墓として撤去、中のお骨は無縁仏として合祀」へのカウントダウンがはじまった状態とみて間違いありません。
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\u0026gt; 血の繫がりから遠縁の私に連絡がくることもありますか?
質問者さんとご本家の関係は、三代前にわかれた遠縁もいいところなので、
・○○家の墓を撤去したので、費用を負担してくれ
という類の「連絡」は、まずあるまいかと思います。
質問者さんはみずからお寺にお参りし、お寺の方と接触なさったとのことなので、
・ご親族の方と親戚づきあいなさっておられるのなら、「お墓が無縁状態になっている」とお伝えいただけまいか
とか、
・もしご親族に連絡がとれるようなら、「このまま放置なさるのであれば,
XX年○月□日にお墓を撤去する予定になっている」とお伝えいただけまいか
という類の「連絡」なら、もしかすると「あり」えるかもしれません。