MVを手がける映像製作プロダクションは、AOI Pro.、太陽企画、ギークピクチュアズなどの大手から、P.I.C.S.、JOINT、ボーダーレス、DopeZine、アトヨンサウンドファクトリーのような専門性の高い会社ですが、その時々によって所属レーベルがどこに発注するかは決まっていません。
アーティストによっては、監督とそのスタッフチームが固定している場合もあります。
こうした「映像製作プロダクション」に制作スタッフとして採用されるためには、採用実績のある大学や専門学校の映像クリエイティブ専攻に行くことになります。
それはどんな大学か?クリエイティブは個人の才能なのですがある程度、優秀な能力を持った人が目指す大学や専門学校へ行った方がいいです。
・株式会社Aoi.Pro.<アオイプロ>の採用要項)2024年
(本社東京、資本金1億円、社員数370名、売上247億円)
<募集要項>
<主な事業領域>
■映像制作事業
1.広告映像
テレビCM、オンライン動画、プロモーションビデオ、デジタルサイネージ映像
2.エンタテインメントコンテンツ
映画、ショートフィルム、ドラマ、テレビ番組、ミュージックビデオ
3.デジタル編集、CG企画・制作、撮影スタジオ、機材レンタル
・テレビコマーシャルの企画及び制作
・デジタルコンテンツの企画及び制作
・エンタテインメントコンテンツの企画及び制作
<主要取引先>広告代理店が多い
(株)資生堂(直) / (株)I\u0026amp;S BBDO / (株)ADKクリエイティブ・ワン / (株)エヌ・ティ・ティ・アド/ (株)グレイワールドワイド / ジオメトリー・オグルヴィ・ジャパン(同) / Wunderman Thompson Tokyo(同) / (株)大広 / (株)TBWA\HAKUHODO / (株)デルフィス / (株)電通 / (株)東急エージェンシー / (株)博報堂 / ビーコン コミュニケーションズ(株) / (株)フロンテッジ / (株)マッキャンエリクソン / (株)読売広告社 / 他 (五十音順)
●採用大学)学歴フィルターはありません
<大学院>
東京芸術大学
<大学>
慶應義塾大学、城西国際大学、島根大学、駒澤大学、立命館大学、青山学院大学、同志社大学、同志社女子大学、大正大学、早稲田大学、駿河台大学、国際基督教大学、関西学院大学、北海学園大学、東京芸術大学、明治大学、武蔵野美術大学、筑波大学、京都芸術大学、九州大学、日本大学、東北芸術工科大学、学習院大学、ケント大学
ご覧のように芸大や映像専攻のある大学ばかりではないのは、大卒総合職採用だからです。配属職種もクリエイターとは限りません。
【2024年】46名
なお、映像製作は多くのスタッフの分業で行われていますが、製作プロダクションがフリーを含めて、監督、助監督、カメラ、音響、照明、ヘアメイク、スタイリスト、美術(大道具・小道具)などのスタッフを起用して20~30名のチームを組みます。そのヘッドに立つのが大手映像製作プロダクションのプロデューサーやディレクターです。現場スタッフは専門学校出身も多いです。
上の大学の中で明らかに製作職のディレクターとしての採用と思われる大学は、
・東京藝大
・武蔵野美大や多摩美大
・立命館大学(映像学部)
あたりでしょうか。
実技は、企画を描く際には、コンテやスケッチなど「自分のアタマの中にある構成」をスタッフに説明するためには、絵が描ける方がいいに決まっています。芸大、美大は入試で「鉛筆デッサン」の実技があります。
高校時代に、デッサンの画塾に通って、500枚くらいは練習して、基礎の描写力を磨かないとだめですが、映像系はデザイナーや画家になる訳じゃないので「マンガみたいな絵」でもいいと思います。
企画に携わるというよりも、スケジュールと予算を管理したり、進行管理をするスタッフもいますので、1人で作りたいものが作れると考えないほうがいいでしょう。所属会社やアーティストの要望に添って、採用されるMVを考えるのはごく一部の才能ある中心スタッフです。
立命館大学の映像学部は入試に実技はなかったように思います。
現場の手足になるのなら、専門学校へ行けばいいです。
例)東放学園専門学校
https://www.tohogakuen.ac.jp/school/
・就職先
https://www.tohogakuen.ac.jp/toho/support/employment/
ここで、有名アーティストのMV製作にたずさわれるかどうかは、そういった仕事を受けたプロダクションでないとたずさわれないということですが、残念ながら、誰のMVのどんな曲をどこが受けているかはその時々によって違うと思いますので、わかりません。MV専門の会社があるかもわかりません。
情報収集するしかないでしょう。一般的には、CMでも企業PR動画でもなんでも製作実績を積むということになります。仕事の選り好みはできませんし。
・音響分野でエンジニアになるなら1つ、こういう大学学科もあります。
「洗足学園音大 音楽・音響デザインコース」
https://www.senzoku.ac.jp/music/musicdesign/
サウンドデザイン、録音のプロになるのも1つです。
入試科目は面接や実技があるようですが、鍵盤楽器(キーボードや打ち込み)が使えたらいいですね。演奏家になる訳じゃないので。
・映像クリエイティブ専攻の大学で、実技がないというところはたくさんありますが優秀な学生が集まっているのかはわかりません。
「日大芸術学部映画学科」
https://www.art.nihon-u.ac.jp/education/department/cinema/
多摩美、武蔵野美でなければ都内ではここでしょうか・・・大手映像製作プロダクションにクリエイターとして採用になるのはハードルは高いと思いますが、映画業界よりは、プロモーション映像やPR動画分野は可能でしょう。
・1本の独創的なプロモーション映像のメイキングを見れば、多くのスタッフで制作していることがわかります。
参考)ポカリスエット
https://www.YouTube.com/watch?v=JUL9GhQxlbk
これは、何千万か予算かけた大掛かりな撮影です。
MVもこれくらいの人数で製作していると思います。
これの監督は、柳沢翔=多摩美大出身の映像作家。
奥山由之=慶応大学法学部出身の映画監督。
才能のある人は、いい大学にはいるもんですね。私的には、早稲田大学文化構想学部も優秀なクリエイティブの才能のある人がいると思いますよ。
映像を製作する人は、とにかく映像をめちゃめちゃ見ています。
知人の映画監督は年間500本、映画を観ています。
大学でカルチャーとしての「ミュージックビデオ」を研究対象に、国内外1千本くらいを見て、分類考察し、卒論にする。ぜんぶ構成案を書き出す「MVオタク」「MVマニア」になってはどうでしょうか。