1800年代の北米やヨーロッパでは、階級や地域によって対応が異なりました。
・上流階級や中流階級の家庭では、玄関ホールでブーツや靴を脱ぎ替えたり、使用人が靴を拭いたりすることが一般的でした。特に泥だらけの場合は、玄関先で汚れを落としてから入室しました。
・農村部や労働者階級では、土間や玄関で靴の泥を落とし、そのまま入ることもありましたが、居間など清潔に保ちたい部屋に入る際には靴を脱ぐか履き替える習慣がありました。
・「赤毛のアン」の舞台であるプリンスエドワード島の農家では、玄関で靴を脱いだり、室内用の靴に履き替えたりする描写が作中にも見られます。マリラが清潔さを重視する性格として描かれているのも、当時の中流家庭の価値観を反映しています。
・ヨーロッパでも北欧や東欧では靴を脱ぐ習慣が強く、南欧では靴のまま入ることが多いなど、地域差がありました。
つまり、完全に土足文化というわけではなく、状況に応じて対応していたのが実態です。