ブローバイガスとは、エンジンの燃焼室から、ピストンとシリンダーの隙間を通り抜けてエンジンの下部(クランクケース)に漏れ出したガスのことです。
主な特徴と「ブローバイ」の意味
ブローバイ(Blow-by)とは: 英語で「吹き抜ける」という意味で、ガスがピストンを通り抜けて漏れる現象そのものを指すこともあります。
成分: 主に燃焼する前の「未燃焼ガス(混合気)」や、燃焼後の「排気ガス」が含まれます。また、霧状になったエンジンオイル(オイルミスト)も混じっています。
環境への影響: 有害物質である炭化水素(HC)を多く含むため、現代の車では大気に放出せず、吸気系に戻して再び燃焼させる「ブローバイガス還元装置」の設置が法律で義務付けられています。
なぜ問題になるのか
オイルの劣化: ガスが混ざることでエンジンオイルが汚れ、酸化しやすくなります。
エンジン内部の汚れ: 放置するとベタついた汚れ(スラッジ)となり、エンジンの寿命を縮める原因になります。
内圧上昇: ガスが溜まりすぎるとエンジン内部の圧力が上がり、オイル漏れを引き起こすことがあります。
エンジンの健康状態を保つためには、定期的なオイル交換を行うことでブローバイガスによる悪影響を抑えることが重要です。