初心者の方だと、まさに「あるある」の失敗なので安心してください。その症状は、いくつかのポイントを押さえるだけでかなり改善します。
まず考えられる一番多い原因は「水分不足」です。冬は室温も低く、粉も乾燥しているので、レシピ通りの水分量でも実際には足りないことがよくあります。こね始めてすぐに生地が硬く、引っ張るとブチッと切れる場合は、水分が足りていないサインです。最初から一気に足すのではなく、こねながら少量ずつ(小さじ1程度)水や牛乳を足して、生地がしっとりまとまるか確認してみてください。
次に多いのが「こね不足、または逆にこね過ぎる前に諦めてしまっている」ケースです。グルテンは、最初はなかなか出来ません。最初の5〜10分はベタベタしたり、まとまりが悪かったりしても普通です。初心者のうちは「まだダメかも」と思ってやめてしまいがちですが、一定時間しっかりこねることで、徐々に表面がなめらかになり、伸ばしても切れにくくなってきます。
ただし、力任せに粉をどんどん足すのは逆効果です。ベタつくのが怖くて打ち粉を多く使うと、生地がどんどん硬くなり、グルテンも繋がりにくくなります。打ち粉は「手や台に軽くつく程度」にとどめるのがコツです。
冬ならではの注意点としては「温度」もかなり重要です。水や牛乳が冷たすぎると、グルテンができにくくなります。人肌くらい(触って少し温かいと感じる程度)のぬるま湯を使うと、生地がまとまりやすくなります。こねる場所も、できれば暖房の効いた部屋が理想です。
また、初心者の方には「こねたあとに休ませる」工程もおすすめです。5〜10分ほどラップをかけて生地を休ませると、自然にグルテンが落ち着き、その後少しこねるだけで一気につやが出ることがあります。無理にずっとこね続けるより、休ませた方がうまくいくことも多いです。
最後に、レシピ動画のような“つやんつやん”の生地は、慣れも大きいです。最初から完璧を目指さず、「指で押すとゆっくり戻る」「薄く伸ばすと完全には切れずに伸びる」くらいを目標にしてみてください。そこまでいけば、初心者としては十分成功ラインです。
冬のパン作りは難易度が少し上がりますが、水分・温度・こね方を意識するだけで、かなり改善しますよ。