「兼業農家は、もうただ赤字になるだけで、そういう米農家さんは米の生産を止めてしまう」と考える方が依然としているというのは、農家のプロパガンダがすごく効いている。
実際には、兼業農家は赤字をほとんど負担していないのに。
コメ農家の圧倒的多数を占める兼業農家は、赤字の農業所得を、確定申告時の「損益通算」により黒字のサラリーマン所得と相殺し、合計の所得を減らすことで納税額を減らしています。
したがって、一般的には同じ会社の同期サラリーマンよりも手取りが増えます(『農家は可哀想だ』とはならない)。
そのうえで、手元には自家消費分の農作物と、田畑が残る。
(1)納税額削減、(2)自家消費分の農作物確保、(3)田畑の維持、の3点が、赤字で農業を続けたい理由です。
赤字でも兼業で農業を続けると決めているので、価格を理由に廃業する動機も、コメ作りコストダウンの意欲も薄い。
2500円/5kg以上を支払って兼業農家の黒字化を支援してもしょうがない。