1つ目
宇宙の中には、今現在誕生しつつある恒星や惑星もあるので、そういうのと比較すれば、歳食ってると言ってもよいでしょう。
2つ目
\u0026gt; インフレーション理論というものがあります。それは空間の広がりが一気に発生したもののようです。それを考えると、宇宙の果て、というものがありそうです。
→ インフレーションというのは、偽の真空が真の真空に変わる時に起こったとされる現象です。しかし、偽の真空の全体が「せーの」で同時にインフレーションを起こしたとは考えられないので、その一部が真の真空に変わって我々の宇宙になったと考えられます。だとすると、果てはあると思われますが、それは「我々の宇宙」の果てであって、その外側にはより大きな宇宙が広がっていると考えるのが自然です。
\u0026gt; しかし、地球から120億光年の距離にある星から宇宙を見ても、全周囲120億光年分の宇宙が見れるようだと、国立天文台のサイトに書いておりました。そうすると、宇宙の果ては無くて、無限に広がっているとする方がしっくりきそうですが、
→ その国立天文台の記述は、20世紀中頃に広く信じられていた「宇宙原理」に基づくものです。宇宙原理というのは、宇宙はどこも同じような姿をしていて、特別な場所はないという仮説です。これが正しいとすると、120億光年離れた場所でもここと同じような宇宙が見られるはずだということになります。そして、どこまで行ってもそうなので、宇宙は無限だということになります。
しかし、20世紀後半になって、「宇宙の地平線問題」が提唱されましたが、これは「宇宙原理」が成り立つはずがないという考えです。そこからインフレーション理論が誕生したので、インフレーション理論の方が信ぴょう性が高いのです。インフレーション理論に基づけば、上記のとおり我々の宇宙には果てがある可能性の方が高いといえます。
\u0026gt; 宇宙が広がっている証拠はあるのでしょうか。
→ 宇宙が広がっている証拠は、1929年に発見されたハッブルの法則です。遠くの銀河を実際に観測したところ、遠ざかっていることが確認されています。
\u0026gt; 宇宙マイクロ波背景放射は無限に広がる宇宙に最初からあったもの、とは考えられないのでしょうか?
→ そう考えるのは自由ですが、「最初からあった」というのは、安易で面白味のない考えです。何か新しいものが発見されて、なぜそれがあるのかを議論している時、「それは最初からあったのだ!」と言ってしまえば、そこで話は終わって、それ以上の進展はありません。一方、宇宙が膨張しているとすれば、背景輻射が生じることが自然に説明できるので、多くの人はそれが正しいだろうと考えているのです。