まず、「足りる」で辞書を引いても、古語辞典には一生出てきません。
古語では、上一段動詞は「ひいきにみテゐル」に属する数十語だけで、「足りる」は入っていないからです。
そこで、「足る」に、「足りズ、足りタリ、足る。足るるトキ、足るれバ、足りよ!」と活用する「上二段」があるかどうかを調べることしかできません。
でも、「足る」は、古語辞典には、「ラ行四段」しか載っていなくて、「ラ行上二段」は載っていない。
その時点で、「足る」に関しては、「古語では上二段なんだ」と、「覚える」しか方法はありません。
現代語では「足りナイ、足らナイ」どちらも言うんです。
でも、古語では、「足らズ、足りテ、足る。足るコト、足れバ、足れ!」としか活用しない。
なんでと言われても、「足りず。」と書いてある平安以前の古文の文章が一例もないから、としか、言いようがない。
言葉は移り変わるから、中世以降の文章中には、上二段、なんなら上一段で活用している「足る、足りる」もきっとある。
そしてだんだん現代語のように、上一段でも活用するようになった。
だから、今君が困っている。
でも、平安以前には「ない」。
だから、古文でなんとしても得点しなければならない君は、四の五の言わずに、
古文では「足る」は「ラ四」、と覚えるしかない。
>活用や古語への直し方を知らない単語が出てきたときに決めきれません。これは現代語に対応する古語を暗記するしかないのですか?
そんな動詞はいくつもないから、これくらいのことでくじけないで、頑張って!