マクラーレンM23、どうしてチャンピオンになれるほどの速さを持っていたのでしょうか?同じDFVを詰んだマシンが沢山あったのに、どこが強味だったのでしょうか?

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1036106

2026-04-10 06:55

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マクラーレンM23(1973~1977)の特徴は、ロータス72(1970~1975)のデザイン思想を取り入れたことにあります。

マクラーレンM23はロータス72の設計から、サイドラジエター、ウエッジシェイプのモノコック、角断面のボディ形状などを取り込んでいます。
サイドラジエターは重量配分を後輪寄りにするため。トラクションの向上を狙ったものになります。
ウエッジシェイプのモノコックは空気抵抗の低減、ボディ全体のリフト低減(ダウンフォース発生)のため。
角断面のボディ形状についても、リフト低減に寄与することを狙ったのでは、と想像します。


ロータス72より前のフォーミュラ1は、冷却効率向上のためのフロントラジエターを付けた葉巻型のボディ形状でした。ロータス72は他のフォーミュラ1に比べてスタイリッシュで技術的に進んだ思想のマシンでした。
1973年にマクラーレンM23が登場した時点でも、多くのフォーミュラ1はフロントラジエターで葉巻型のボディ形状でした。

一方でロータスが常に意欲的で、時に失敗するのに比べると、マクラーレンM23は保守的でした。
ロータス72はフロントにインボードブレーキを採用しサスペンションのスプリングにはトーションバーを利用するなどしていましたが、マクラーレンはこれらを用いず。
ロータス72のフロントインボードブレーキは、シャフト破損がヨッヘン・リント死亡事故の原因と考えられています。
またウエッジシェイプのモノコックも、ロータスに比べると、剛性確保を前提にして、マクラーレンは前端の高さ、幅が大きいはず。インボードブレーキでは無い故に、サスペンション取り付け部の構造が簡素で、これも剛性確保に有利だったのでは、と思います。


マクラーレンM23はドライバーズタイトルを2回、コンストラクターズタイトルを1回獲る名車になりました。
デザイナーはマクラーレンでずっとチーフとして働いていたゴードン・コパックと、若い頃のジョン・バーナード。
ちなみにロータス72はドライバーズタイトルを2回、コンストラクターズタイトルを3回。
両車とも名車であった故か、後継車の開発が進まず。

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