マネーストックと名目GDPの成長率が1990年ごろを境に乖離していったのはなぜですか?

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2026-06-28 07:50

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日本経済が、名目的に規模が大きくならなくなったからです。



名目的に規模が大きくなる、一番、単純な方法は、インフレになることです。モノの値段が、インフレで2%、増えれば、

消費規模が、名目的に、2%、膨張し、つまり、経済規模が成長します。



日本経済は、

1998~2012年までの15年間、デフレ傾向

2013~2022年までの10年間、ディスインフレ傾向

でした。



この間、モノの値段が、25年間で、1.2倍程度しかならず、

実質経済成長率は、平均0.7%でした。



資本主義経済では、

名目の物価が上がることで、

名目の経済規模が上がり、それが呼び水で、実質経済規模(実質GDP)が上がっていくことが、観察されています。



マネーストックは、市中に蓄積されているマネー量です。



マネーストック統計とは?銀行から経済へ供給されたお金の量をわかりやすく図解

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\u0026gt; M2は、2003年から2024年までに約574兆円増加しました。

\u0026gt;

\u0026gt; なお、2024年末におけるM2の残高は1,252兆円となっています。



グラフをみれば明らかですが、マネーストックM2は、継続的に、

2003年から2024年までの22年間で、約574兆円、

平均で、約25~26兆円、毎年、増えています。



名目の経済規模が大きくならなくても、

マネーストックは、継続的に、毎年、約25兆円、増えるのが定常状態です。



資本主義経済を採用すると、

市中にあるマネーは、継続的に、膨張することが観察されています。このことは、ピケティ教授が、g<rの式で言及されました。



現代の資本主義経済では、

市中にあるマネーの供給を、管理通貨制度のもと、

市中にある金融機関に、その発行を委託しています。



市中にある銀行は、市中の経済主体にマネーを貸出し、その利息等をかすめ取るビジネスを生業にしています。そのため、市中にあるマネーが、継続的に膨張しないと、ビジネスが成立しなくなります。



日本経済では、1998年以降、バブルの後始末で、不良債権処理が進み、その結果、市中にあるリスクマネーが、約100兆円、消滅しました。その結果、民間の経済活動では、市中にあるマネーが膨張しなくなりました。



本来の資本主義経済では、民間の経済活動で、生産設備などが増強され、その結果、生産量が増加し、消費量が増加し、経済規模が増加することが、良いとされています。



が、日本経済は、民間の経済活動での生産設備などへの投資がなくなり、生産規模が増加せず、並行で維持されたままになりました。



日本国家は、民間の経済活動で、投資が減り、国家の供給力を維持できなくなったため、国家が、民間の経済活動に介入して、国家の供給力を維持するように、有効需要を補填するように対応しています。このような対応を、ケインズ政策(財政政策)と言います。



2024年度は、秋の補正予算で、約13兆円、GDPの約2%を、国家が、負債で確保して、労働者にジョブをバラまきました。結果、

2024年度の実質GDPは、約0.8%となりました。



2025年度は、秋の補正予算で、約17兆円、GDPの約2.5%を、国家が、負債で確保して、労働者にジョブをバラまく予定です。。結果、

2025年度の実質GDPを、プラスにする算段です。



国家は、GDPをプラスにするために、負債をもって、有効需要を創出して、GDPを穴埋めするのです。



この国家によるGDPの補填ですが、以下の指標をベースに行われます。



① 失業率3~5%

② 実質GDP前年比プラス0~1%

③ インフレ率2~4%



なお、項番③のインフレ率は、2013年以降に追加され、日本銀行が、金融施策により、インフレ目標2%以上を掲げて行っています。



\u0026gt; >マネーストックと名目GDPの成長率が1990年ごろを境に乖離していったのはなぜですか?



=>正しくは、1995年に、インフレ率が低下し、

1998年~2022年まで、デフレ・ディスインフレ傾向になったため、民間の経済活動では、GDPが、前年比に対して、マイナスになる傾向となりました。そのため、国家は、ケインズ政策を行い、GDPが前年比プラス0~1%になるように、穴埋めするようにしています。



政府のケインズ政策では、GDPを、プラス0~1%程度になるようにしか、穴埋めしませんので、名目GDPは、増えなくなっています。これは、政策通りの結果です。



で、マネーストックは、前述の通り、資本主義経済の運営上、膨張してきます。



これは、国家が、民間資産を尊重し、その資産が蓄積していくことを、容認しているからです。私有財産制といいます。



国民が、私有財産を蓄積するため、マネーストックは、継続的に膨張していきます。

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