アウディの縦置きクワトロエンジン搭載車両で、通常時の前後配分が40:60となっている主な理由は、車両のハンドリング性能と走行性能を最適化するためです。具体的には以下のメリットとデメリットがあります。
メリット:
1. 後輪ドライブ:60%の重みが後輪へと配分されるため、後輪ドライブの特性が引き立てられます。これにより、クワトロエンジンの強みである後輪ドライブの高速での性能と操縦性が引き立てられます。
2. ハンドリング:後ろの車輪がより重いことから、より安定したハンドリングが可能になります。これは高速での曲線走行や緊急回避時に役立ちます。
3. クワトロ効果:クワトロシステムは、通常は後輪ドライブですが、必要に応じて前輪や全輪ドライブへと力を配分することができます。このため、40:60の配分はクワトロ効果を最大化するためのものと言えます。
デメリット:
1. 前輪のハンドリング:前輪に配分される重みが少ないため、湿滑路面上での前輪のハンドリング性能が低下することがあります。
2. ブレーキング:前輪のブレーキが効果的に働くためには、前輪への重みの配分が必要です。60%の重みが後輪に集まるため、前輪のブレーキ効果は後輪のブレーキ効果と比べて弱くなる可能性があります。
ただし、これらのデメリットはクワトロシステムを使用することで補正されます。クワトロシステムは前輪や全輪ドライブへの力を配分でき、これによりハンドリング性能やブレーキング性能を最適化します。