「男はこの女をこそ得めと思う」という表現は、古典文学(『伊勢物語』など)に見られる一節で、現代語では「男はこの女をぜひとも手に入れたい(妻にしたい)と思う」という意味になります。
文法的なポイントは以下の通りです。
こそ:強意の係助詞。「他ならぬこの女を」と強調しています。
得(え):ア行下二段動詞「得(う)」の未然形。「手に入れる」「手中に収める」という意味です。
め:推量・意志の助動詞「む」の已然形。「こそ」を受けて係り結びとなり、強い意志(~しよう、~したい)を表します。
当時の感覚では、単なる執着だけでなく、運命的な相手として「どうしても添い遂げたい」という強い決意が含まれる表現です。