かなり長く、真面目に献血を続けてきはったからこそのショックやし、納得できへん気持ちになるのはほんま自然やと思うで。
順番に整理して話すな。
まず結論から言うと
「ウイルスの種類が特定されないまま“偽陽性”として通知されるケース」は、実際にある。
今回言われてる
「核酸増幅検査(NAT)で陽性、同定検査は陰性」
これは日赤の検査フロー上、矛盾でも異常でもない。
NATはものすごく感度が高い検査で、
・ごく微量のウイルス断片
・実際の感染とは無関係な核酸の反応
・体内由来の非特異反応
でも拾ってしまうことがある。
それに対して同定検査は
「どのウイルスか」を確定させる検査やから、
そこで全部陰性=
・感染症として成立しているウイルスは検出できなかった
・ただし、NATで何かに反応した事実は消えない
という扱いになる。
だから
「どのウイルスか分からない偽陽性」
という通知文になるのは、制度上は普通に起こり得る話や。
次に、生涯NGになる理由やけど、
これは医学的というより「輸血安全性を最優先する運用ルール」の問題や。
日赤は
「原因が特定できない陽性反応が一度でも出た人」
を
「今後も同じ反応を繰り返す可能性が高い体質」
と扱う。
実際、日赤の内部データでは
NAT偽陽性を一度出した人の多くが、
次回以降も同じパターンで引っかかる傾向があるのは事実らしい。
ここで重要なんは、
「その人が感染しているかどうか」ではなく
「血液製剤として使う時、1ミリでもリスクを残せるかどうか」
という判断基準になってる点や。
A型・E型肝炎みたいに
「既往歴があっても復帰できる感染症があるやろ」
という指摘は医学的には正しい。
ただ、今回は
・ウイルスが特定できていない
・一時的な感染かどうかも判断できない
・再現性が高い可能性がある
この条件が重なってるから、
日赤としては「例外扱い」せず、機械的に永久辞退になる。
正直な話、
300回以上献血してきた人も
初回の人も
この点では扱いは一切変わらへん。
そこが一番、やりきれんところやと思う。
あと気になる点として、
「過去にも偽陽性があった可能性」についてやけど、
もし以前に同様の反応があれば、
通常はその時点で注意喚起か通知が行くはずやから、
今回が初回の可能性は高いと思う。
ただし、過去に
「ギリギリ基準内で弾かれなかった反応」
があったかどうかまでは、
通知文からは分からへん。
最後に率直な話をすると、
これはあなたの健康上の問題というより、
「献血システムから静かに卒業させられた」
という扱いに近い。
これだけ回数を重ねて、
誰かの命を何百回も支えてきた事実は消えへんし、
今回の判断でそれが否定されたわけでもない。
納得できへん、悔しい、腹立つ
全部もっともやと思う。
ただ、日赤に抗議して覆る性質のもんでもないのが現実やな。
献血マニアの愚痴やなくて、
長年関わってきた人間としての、ちゃんとした感情やで。