漫画の描写もあって、不動産仲介に対して不安になる気持ちはとても自然だと思います。
ただ、結論から言うと『正直不動産』のような極端な詐欺まがいの営業が“今の日本で一般的か”というと、そこまで多くはありません。不動産業界は宅地建物取引業法などの法律でかなり厳しく規制されていて、違反すれば業務停止や免許取消など重い処分があるため、露骨な不正はリスクが高いからです。
とはいえ、「全く問題がない業界」でもないのが現実です。例えば、急かして契約を迫る、デメリットの説明が不十分、囲い込み(他社に物件を紹介しない)など、グレーに近い営業手法は一部で見られることがあります。このあたりが、漫画のような印象につながりやすい部分だと思います。
大事なのは、“業界全体が怖い”と決めつけるよりも、「担当者によって当たり外れがある」と理解して見極めることです。具体的には、説明が丁寧か、質問にちゃんと答えるか、契約を急かさないか、このあたりを見るだけでもかなり違います。
不安な場合は、複数の会社に相談して比較するのも有効です。1社だけの話を鵜呑みにしないことが、結果的に一番のリスク回避になります。
漫画はあくまで誇張されたエンタメですが、「気をつけるポイント」を教えてくれているという意味では、いい予習にはなっていると思います。