冬至に「柚子湯」に入る風習は、江戸時代に銭湯が広まった頃のサービスの一環と
言われますが、平安の頃から貴族は、冬至を境に運気が上がると考え、湯殿で禊を
して身を清めました。医療技術の無い時代は、病は邪気が運ぶとされていました。
古来より香りの高いものは邪気を祓うとされました、柚子も例外ではありません。
奈良時代に中国から薬用として伝わりましたが、柚子の皮のリモネンが血行を良く
するので、柚子湯に入ると風邪をひかないと言うのはただの伝承ではありません。
冬至に「かぼちゃ」を食べるのも、寒い季節に体力を付けて邪気を祓うためです。
かぼちゃは「なんきん」と言います。冬至に「ん」の付くものを食べて「運」を
上げるというのも、冬至を境に運気が上がるという考えに沿ったものでしょう。
但し「ん」は、二つ付かなければいけません。なんきん・ れんこん・ にんじん・
ぎんなん ・きんかん ・かんてん・うんどん(うどん)が挙げられ、「運盛り」とも
言う縁起の良い食材です。どちらも「運気を上げ、邪気を祓うため」が答えです。