リオチロニン(甲状腺ホルモン剤)を過剰に摂取すると、甲状腺ホルモンが過剰になる「甲状腺機能亢進症」の状態になり、バセドウ病のような症状(動悸、発汗、手の震え、体重減少など)が出現します。これは、リオチロニンが甲状腺ホルモンそのものであるため、本来の甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)と同じ状態を引き起こすからです。
リオチロニン過剰摂取で起こる症状(甲状腺機能亢進症の症状)
動悸、脈が速くなる(頻脈)
手の震え
汗をかく(発汗)
体重減少
食欲不振(または過食)
イライラ感、落ち着きのなさ
疲労感、倦怠感
目の症状(眼球突出など、バセドウ病特有)
バセドウ病との違い
バセドウ病:自己免疫疾患で、体内で作られた抗体が甲状腺を刺激してホルモンを過剰分泌させる病気です(原因は体内の異常)。
リオチロニン過剰摂取:薬(リオチロニン)を外部から摂りすぎることによる人為的な甲状腺機能亢進症です(原因は薬の過剰摂取)。
重要な注意点
リオチロニン(商品名:チラーヂンSなど)は、甲状腺機能低下症の治療に使われる薬ですが、適切な量を超えて服用すると、甲状腺機能亢進症(バセドウ病のような状態)を引き起こし、非常に危険です。
服用中は、定期的な血液検査でホルモン値をチェックし、医師の指示通りに服用することが非常に重要です。
もし過剰摂取の心当たりがある場合や、上記のような症状が出た場合は、すぐに医師に相談してください。