大正4年発行『譯註枕の草子』(溝口白羊)は現行の『枕草子』より165段も少ない構成です。たとえば同書のラストの162段は現行本の105段。本体をもっていないので、同書が抄出本なのか章段を大きくとっているのか私には判断できません。
昭和4年発行『枕草子通解』についても同様ですが、両署の目次に「猫は」がないとすれば、「猫は」は「馬は」「牛は」と同じ章段にはいっているのかもしれません。ためしに「馬は」か「牛は」で探してみてください。
その原本を私に見せてくだされば一番早いのですが、無理ですから上記のように動物の「ものは尽くし」を点検していくことをおすすめします。