急性か慢性かの見極めは、血液検査での「ダメージの強さ」と画像での「構造変化の有無」を合わせて判断するのが実際的です。
急性肝炎ではALTやASTが急激に高値を示す一方で、アルブミン低下や凝固異常は軽度〜一過性が多く、エコーでも肝腫大やびまん性低エコーなど“炎症主体”の所見にとどまりやすいです。
一方、慢性肝炎ではALTの中等度上昇が持続しつつ、アルブミン低下や胆汁酸上昇、PT延長など「肝機能低下」を示す所見が加わり、画像でも肝の不整形化、辺縁鈍化、内部エコーの粗造化など線維化や再構築を示唆する変化が見えてきます。
この組み合わせで、単なる急性炎症(可逆的)か、線維化を伴う慢性進行(不可逆的変化あり)かを大まかに層別化でき、アルブミンや凝固系の低下が進むほどステージは後期、画像で萎縮や結節性変化があればさらに進行段階と判断されます。