それはね、小中高の三段階で勉強する科目の性質が全部「座布団型」といって基礎から応用へと内容を積み重ね、尚且つ他の教科との接点を広げて理解を深めていく方法で設計されているからと説明できます。
社会科には地理的分野・歴史的分野・公民的分野の三つの領域があり、時代が下がっていけばそれだけ関わりの度合いも強くなる。地理を観ても明らかで貿易や人口移動、産業構造の変化といった問題は歴史や政治経済と密接にリンクしていく。
いずれは、また自民党の文教族あたりから社会で役に立つ人間を促成栽培的に作る科目を社会科に設けろ!などの声から「社会総合」何ぞといった薄っぺらくでたらめなゲテモノが現れるかもしれない。
「政経」は受験者数が少ないからラクショーなど脳天気な声もあるが、それも西欧や日本の近代社会の成立や特色を理解していなければ、設問に対し滅茶苦茶な珍答あるいはホールドアップし不合格の憂き目に遭う可能性も高い。
地理を選んでも受験できる大学や学部も探せば幾らでもあります。日本史や世界史の選ばれる理由は、こちら側からすれば「より高品位の学生に来て欲しいから」との理由と志願者側の理由として「イメージの問題」があります、それも情報量の多寡だけで対応できるなどのまことに甘い認識によって。