競馬でG1に出れるレベルの馬で最後のレースに有馬記念を選択しているのが多い気がします、なぜですか?グレード落としても賞金稼ぎする選択もある気がしますがあんまりなさそうです。繁殖もあるでしょうが単に気になって。通常のスポーツと違い後進に道を譲る、的な事はないでしょうが。

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2026-04-24 12:20

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伝統とか、栄誉とか、そういうものとは別の観点から書きます。



まず、「このレースを最後に引退します」とレース前から宣言するような馬というのは、G1レースなど勝っていたり、G1を勝っていなくとも、G2レース、G3レースを何勝もして種牡馬になるような馬です。

そういう馬と言うのは、G3とか、リステッド競争のようなレースには出走しづらいのです。



例えば、有馬記念に出走させず、1月頭に行われる中山金杯で引退させるとしたらどうなるのか?

勿論、出走してくる馬のレベルは有馬記念と比べれば弱くなります。じゃあ、楽勝できるか、と言えばそうとも言えないのです。

というのは、中山金杯はハンデキャップ競走だからです。ハンデキャップ競走というのは、強い馬には重い斤量を背負わせ、逆に弱い馬の斤量は軽くすることで出走馬が接戦になるように調節しているレースです。

そこにG1レースを勝ったり、重賞を何勝もしているような馬が出走すると、その馬は非常に強い馬と判断されます。すると、他の馬と比べて非常に重い斤量を背負うことになります。

下手をすれば、他の馬は斤量55キロとかなのに、その馬だけ59キロ、60キロのようなことだってあり得るのです。

それだけ差があると、他の馬に足元をすくわれる可能性がありますし、レース中の怪我などのリスクも高まります。そのため、出走しづらいのです。



では、3週間前の鳴尾記念だったら?

こちらは、別定戦というレースです。このレースは、3歳馬なら56キロ、4歳以上なら57キロ、牝馬ならマイナス2キロというのが基本の斤量です。

しかし、牡馬の場合、過去5年にG1レースを勝っていればプラス3キロ、G2レースを勝っていればプラス2キロ。1年以上前にG1を勝っている馬ならプラス2キロ、G2ならプラス1キロと斤量が増えます。

中山金杯に比べれば、斤量差はありませんが、不利なのは確かです。



有馬記念ならば、どれだけ実績がある馬でも3歳馬は55キロ、4歳以上57キロ、牝馬ならマイナス2キロです。





さらに、賞金と言う面でも大きく違います。

中山金杯、鳴尾記念は1着賞金は4300万円。一方、有馬記念の1着賞金が5億円で、5着でも5000万円です。中山金杯や鳴尾記念で1着になるよりも、有馬記念で5着の方が賞金は高いのです。



実績のある馬は、レースの斤量などのルール上、G3などのレースには出走しづらい。しかも、賞金は有馬記念などの方が遥かに良い。

その結果、1年の終わり、という区切りの良さも相まって、有馬記念を引退レースに選ぶようになるのです。

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