人工衛星は地球の周りを長期間に渡って地球を回り続けますが、宇宙には燃料を補給できるような施設がないのに、何故エネルギー補給せずとも長期間回り続けることが可能なのでしょうか?

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1006386

2026-07-12 23:25

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大部分の人工衛星は、

推進剤を噴射して推力を得る

「エンジン(スラスター)」

を搭載しています。



主な使用目的は以下の3点です。



第一に、軌道の維持と修正です。

高度数百kmの低軌道では

微量な大気抵抗により高度が低下するため、

定期的にエンジンを吹いて

元の軌道へ戻す必要があります。



第二に、姿勢の制御です。

アンテナを地球に向け、

太陽電池パドルを

太陽に向けるための微調整を行います。



第三に、運用終了後のデブリ化防止です。

役目を終えた衛星を大気圏へ落下させたり、

他の衛星の邪魔にならない「墓場軌道」へ

移動させたりするために動力を使用します。



これらは車のような常時走行のためではなく、

必要な時だけ、「微調整」を行うために

使われるのが一般的です。



人工衛星はガソリンスタンドのような

補給ができないため、

打ち上げ時に一生分の燃料を

タンクに詰め込んで打ち上げます。



そのため、人工衛星の機器が故障していなくても、

軌道修正用の燃料が底をつくと、

正しい位置を維持できなくなり

運用終了と言う結果になります。



最近では運用後の衛星にドッキングして

燃料を補給する「宇宙ガソリンスタンド」のような

技術開発も進められています。





人工衛星は車のような常時走行に使う燃料は不要なのは何故?



宇宙空間は空気抵抗がほとんどない真空に近い状態であり、

ニュートンの「慣性の法則」が働くためです。



一度加速して軌道に乗った衛星は、

外力が働かない限り同じ速度で進み続けます。



摩擦で減速する地上の車と違い、

進むためだけにエンジンを動かす必要がないため、

燃料は軌道の微修正や姿勢制御の時だけ使われます。

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