A1とA1 mini + AMS lite、悩ましいですよね。
以下は私の個人的な意見です。他の見方や意見を否定する意図はありません。
A1とA1 miniの違いは、造形サイズ以外にヒートベッドの最高温度(A1: 100℃、A1 mini: 80℃)もあります。
A1とA1 mini+AMS liteの3つの違いについて、解説します。
1)造形サイズ
180mm x 180mm x 180mmは確かに小さいですが、大きいものは分割してプリントすることもできます(できない場合もあります)。
最初のうちはダウンロードしたモデルをプリントすることが多いと思いますが、A1 miniではプリントできない大きさのものもあります。ただ、最近は(A1 miniユーザーが爆発的に増えているので)A1 miniでプリントできるように考えられていたり、A1 mini用に修正されたバージョンがアップロードされることも多くなりました。
分割できないものの代表は、フルサイズのスプールと防湿ケース(AMS Liteに取り付けるタイプも含む)です。
2)AMS Lite
多色プリントは、フィラメントを切り替えながらプリントすることで行いますが、切り替えにはかなりの時間とフィラメントを消費します。
実際にやってみて、「こんなことができるなんてすばらしい」と思う人と、「こんなに時間とフィラメントがかかるならやってられない」と思う人がいます。
常時多色プリントをしなくても、4個のフィラメントを載せっぱなしにして、その中から選んでプリントできる、というのは、とても便利です。
3)ヒートベッド温度
A1 miniの80℃ではABSがプリントできません。ABSは推奨フィラメントに含まれていませんが、A1なら後付けエンクロージャを付けるなどすれば、プリントすることができます。
(A1 miniでABSのプリントに成功した例もあります)
私の個人的なお勧めは、A1 mini+AMS liteです。
どんな3Dプリンターでも、1年、2年と使い込んでいけば、不満な点、足りない点が出てきます。例えばもっと大きいものが作りたい、エンクロージャーが必要、A1/A1 miniの構造では剛性が足りない、などです。
自分が欲しいもの、必要なものがわかってくれば、それを実現できる3Dプリンターが明確になります。その時点で買い替え、買い増しを考えれば、失敗のない機種選びができます。
AMS Liteがないと、多色プリントを実際に経験することができないので、自分にとってなくても良いものなのか、絶対に欲しいものなのか、どんな多色プリントが必要なのか、判断ができません。
フィラメントの「種類」はだいたい、ベースとなるプラスチックの材料(PLA、PETG、ABS、TPUなど)、「混ぜもの」(マット、メタリック、シルク、ウッド、カーボンファイバー、グラスファイバー、など)、「追加されている機能」(高速印刷対応、強度アップ、など)の3つで決まっています。
マット、メタリック、シルクには質感を出すための顔料などが、ウッドには木粉が、カーボンファイバー・グラスファイバーにはファイバーが、それぞれ添加されています。
PLA+、PLA Rapido、などはベースのプラスチックの組成を調整して流動率を上げ、高速で印刷してもカスレや押し出し不足が出ないようにしたものです。PLAではこの高速対応版が標準になりつつあります。
Bambu LabのPLA BasicはBasicと言っていますが、高速対応です。
PLA Toughなどは強度を上げ、こわれにくくしたのものです。
スプールありのフィラメントは、スプールに巻かれていて、そのままプリントに使えるものです。
スプールなしのフィラメントは、いわば「詰め替え用」のようなもので、スプールに取り付けないとプリントに使えません。(「リフィル」という時もあります)
福袋には、スプール付きが1巻、スプールなしが1巻ついています。初めにスプール付きの方を使い、使い切ったらその空いたスプールにスプールなしのフィラメントを取り付けます。
おススメのフィラメントは混ぜ物無しのPLAです。
一番使いやすく安定したプリントが可能です。
はじめのうちはいろいろなフィラメントに手を出さず、Bambu PLA Basic、その他のブランドのPLA+などの「標準的な(高速対応版を含む)」(混ぜ物が入っていない)フィラメントで経験値を上げることをお勧めします。
もちろん、シルクでプリントしたい、TPUを使ってみたい、ということもあるかと思います。ちょっと試してみる、くらいなら問題ないですが、どの設定で何をプリントしたときに、結果がどうだったか、わからなくならないように気を付けてください。