ブリーダーから受けた説明内容から判断すると、現時点では慎重になるべきで、積極的に大丈夫と言い切れる根拠は一つもありません。
カラーについてですが、チョコ系(b遺伝子)とフォーンの組み合わせ自体は遺伝学的に成立するため、その配色だから即座に問題があるというわけではありませんが、
ここでの本当の問題は組み合わせそのものではなく、そのブリーディング方針や説明の質にあります。
特に気にかかるのはペコ(泉門開存)の扱いです。
チワワにはある程度見られるものとはいえ、「大きくてもそのうち閉じるから大丈夫」という説明はかなり雑な印象を受けます。
実際には個体差が非常に大きく、大人になっても閉鎖しないケースは少なくありません。
そうなれば外傷のリスクは残りますし、神経学的な問題との関連も否定できないため、医学的に「一切問題ない」と言い切るのは不正確です。
こうした既往症や先天的な要因については、ペット保険の補償対象外(免責)とされるケースが多いため、将来的に治療が必要になった際の経済的なリスクも無視できません。
水頭症は一度も出ていない、リスクがある子は売らない、遺伝子検査をしているから安心だという三点の説明も、一見すると安心材料のように思えますが、実はロジックが弱いです。
水頭症は単純な遺伝病ではなく、環境や成長過程も複雑に関係するため、遺伝子検査だけで完全に防げるものではありません。
「発症例がない」という言葉も、どれだけの期間追跡し、どのような精度で診断された結果なのかという裏付けがなければ、信頼に値するデータとは言えません。
リスクがある子は販売しないという発言も、その評価基準がブリーダー自身の主観に頼っていることになります。
頭部超音波や画像評価といった客観的なデータが示されない限り、判断材料としては不十分です。
これらを鑑みると、このブリーダーは知識が浅いか、意図的に都合の良い説明を選んでいる可能性が高いです。
もし両親の具体的な遺伝子検査の結果や、ペコのサイズ経過の記録、同系統の成犬たちがその後どう健康に育っているかといった実績が提示されないのであれば、今回は見送るのが賢明な判断だと思います。
見た目や早く迎えたいという感情だけで決めてしまうと、後から医療面や金銭面で大きな負担を背負うことになりかねない領域ですから、シビアに見極めてください。