量子コンピュータの普及が進んだとしても、現時点で
「0 や 1 が量子耐性暗号(post-quantum cryptography)を採用する時期」を正確に予測するのは困難です。
理由は以下の通りです:
1. 量子耐性暗号は標準化が進行中
→ 現段階では「どの方式を採用するか」「互換性」「性能」の議論が継続中。
→ 安定かつ広く採用される暗号方式が確定していない。
2. Tor / TailsOS は後方互換性・既存システムとの整合性が重要
→ 新暗号導入には広範なテストと互換性確保が必要。
→ そのため導入には時間がかかる可能性が高い。
3. “量子コンピュータが本格運用可能” の定義があいまい
→ それがいつかも不透明。
→ 単に「量子コンピュータの進化」=「すぐ乗り換え」ではない。
結論として、
Tor や TailsOS が量子耐性暗号に切り替わるのは「量子耐性暗号の標準化完了+後方互換性確保+実装・配布の準備」が整ってから、
少なくとも「数年~十年単位」のスパンになる可能性が高いと思います。
もし興味があるなら、現時点で議論・研究されている代表的な量子耐性暗号方式と、その評価を見ると判断しやすいです。
(たとえば、NIST の PQC コンテストで採用された方式など)
大事なのは、
「量子耐性暗号 ≠ すぐ使える」ではなく、
「移行には時間もリスクもある」
という認識です。