ユダヤ教の教祖はモーセとして、一応は真っ当な意見だと思います。
人によっては、いやアブラハムだという人もいるでしょうが…
キリスト教は確かに元はユダヤ教の一宗派として発足しましたが、宗派の開祖が教祖と別にいるのは全く珍しくないではありませんか。
仏教の教祖は釈迦牟尼仏ことゴータマ・シッダッタですが、浄土宗の祖は法然、日蓮宗の祖は日蓮…
というのと同じ事です。
正確にいうと、しかし現在のキリスト教会はイエスの興した教団を直接継いでいる訳ではありません。
イエスの処刑後、彼の教団は一度解散となり
その後、イエスの教えを思い出したペトロやヨハネ等のかっての弟子たちが新たに始めたのが現在のキリスト教会の基だからです。
更にパウロという男がペトロなどから教えを受け継ぎ
それに彼自身の新たな解釈、神学を付け加えシリアで、別派を築きました。
現在のキリスト教会は、このパウロの別派を最も色濃く継いでいるので、人によってはパウロこそキリスト教の教祖という人もいます。
カトリック教会ではエルサレムでペトロたちが教団を再結成した日をキリスト教の総設日として記念しています。
これが聖霊降臨節と呼ばれる祭日で、キリスト教3大主日の一つ(他の二つはクリスマスと復活祭)とされています。