高校入試における数学の記述問題において、指示の言葉による厳密な使い分けのルール(定義)があるわけではありませんが、採点基準や求められる内容には以下の傾向があります。
1. 「途中の計算も書くこと」
主に計算問題や一行問題で使われる表現です。
求められる内容:
数式を中心とした、答えに至るまでの展開プロセス。
言葉の必要性:
基本的に数式(途中式)のみで問題ありません。
注意点:
暗算で飛ばしすぎず、どのように変形したかが採点者に伝わるように書くのが安全です。
2. 「計算の過程も書きなさい」
文章題や図形、関数の応用問題で使われることが多い表現です。
求められる内容:
「なぜその式を立てたのか」という論理的な説明を含む解答。
言葉の必要性:
数式だけでなく、最低限の言葉(説明)が必要になる場合があります。
記載すべき要素:
何を文字(xなど)とおいたか。「~の公式より」「図の△ABCにおいて」といった前提条件。「①を②に代入すると」といった手順の説明。
結論
言葉は使わなくていいのか? 「途中の計算も」という指示であっても、言葉を全く使わないよりは、少し添えたほうが得点に繋がりやすいです。
「言葉が必要」と考えるべきケース:
図形の証明問題(これは必須)。
自分で勝手に(x) や(y) を設定して解く文章題。
複数の条件から答えを導く関数の問題。
アドバイス
「計算の過程」という指示がある場合は、「採点者に自分の考えを説明する」という意識で書くのがベストです。数式の横に「三平方の定理より」と一言添えるだけで、万が一計算ミスをしても部分点がもらえる可能性が高まります。