それは勿論、グローブで、その理由は主に3つ有ります。
第一は質量(重さ)で、グローブとバンテ―ジの重さが慣性重量を増やすことで衝撃力が上がります。
反則ですけど数枚のコインを握り締めてからグローブを着けるとパンチ力が大幅増になります。
次に、痛いか痛くないかの差です。
素手で人間の頭部を殴る場合、無意識の内に自分の拳が壊れないように力をセーブしてしまいますけど、グローブとバンテ―ジで護られていると心おきなく全力パンチが放てます。
最後に、突くか殴るかの違いで、空手の正拳突きのように鋭く突くと鼻や歯、頭蓋骨などに表面的な損傷が大きく出ますが、ボクシングのパンチは脳を激しく揺らす振幅が大きい殴り方なので見た目の怪我は少なくても脳への衝撃が大きくなり、失神に繋がり易いんです。
素手ボクシングって残酷で危険なイメージで、実際、怪我率はほぼ100%みたいですけど、意外と脳障害は起きてないそうで、ジワジワと脳を壊すボクシングの方が長い目で見た危険性は高いと言っても過言では無いと思います。
特にヘッドギアを着けていると我慢できるので1試合で脳が50回くらい揺さぶられるってことが起きてしまい、素手の1発で鼻が潰れたり前歯が飛んだりしてレフェリーストップになる方が脳障害や命の危険は少ないでしょうね。
殴る方も手が痛いですし、肘や額で受けられると拳の方が折れてしまいますから怖くて全力では殴れません。