高校生から弁護士を視野に入れるということ自体が非常に素晴らしいことですし、喜ばしいことなのですが、前提として、法曹志望の高校生ならば、今法律を勉強するくらいなら少しでもレベルの高い大学に入ることを目指して5教科7科目の勉強をするべきです。司法試験の合格者は、東大京大一橋早慶中央の出身者で過半数を占めます(これに旧帝+神戸大を合わせると8割近いのではないでしょうか)ので、法曹を目指す環境が整っているのは上位校だけだと思っておいたほうがいいです。どうせ大学に入ったら、勉強といえば法律しかないわけですから、高校生の時に多少法律に触れていたとしても有意な差は生まれません。
ただ、モチベーション維持の観点から、娯楽として法律に触れてみることは非常にいいことだと思います。法律の勉強は、六法の暗記がメインだと思っている人が多いですが、実際には、規定の意義を解釈することや、理解することに重点が置かれます。例えると、数学は公式の暗記ではなく、公式の意味を理解したうえで、実際の問題に適用して考えると思いますが、その公式に相当するのが条文で、証明に相当するのが判例や学説だと考えると分かりやすいです。
初学者ならば、刑法や憲法は比較的理解しやすいと思います。民法や訴訟法、行政法はある程度法律の学習に慣れていないと理解不能だと思います。おそらく、大学に入ると基本刑法Ⅰ、Ⅱや芦部憲法を使用することになると思いますし、特に前者は読みやすいと思います。まずは本屋で手に取ってみればいいんじゃないでしょうか。論理的に考えることやゲームとかが好きな人はハマる分野だと思います。