異常減損と配合差異、歩留差異の概念違いをしてませんかね?
先ず、差異分析をするうえで、『仕掛品勘定』との関りはあまり関係がありません。
先ず、仕掛品というのは、財務諸表作成が目的の勘定科目です。
この時に、標準原価計算をやっている際に、『仕掛品勘定』『製品勘定』は、実際現場の中で『数量』はすぐに把握できますよね。数えればいい。
この数をみて、標準原価の1個当たりの原価額を掛け算すると、
一気に計算が進みますよね。
ただ、現実として仕掛品勘定、当期投入に実際発生した数量と価格で計上されるので、当然『差異』が出ます。これが『原価差異』勘定にいく。
で、この原価差異も原価なので配分する。というのが論点になりますよね。
一番簡単なのは売上原価に、全額ボンっと乗っける。とかね。
で、ここで工場の人達は思う訳です。
標準原価ってのは、科学的統計的調査の結果、製品を普通に作っていれば、必要になる材料や労務費や経費が、これくらいかかるだろうと見積もっている。
となれば、何が原因でこんな差異が出たのか?と気になる訳です。
そこで、差異のについて、さらに『細かい』分析をしていく。
ある製品一個をつくる。為に材料を複数配合させてつくる。たとえ話は、ケチャップ、フロリダ産のトマトと日本産のトマト、それを配合割合で混ぜる。
ただ、トマトの甘さや価格が季節や時期によって違う。同じ品質を保つうえで、現実には配合割合を変えることも起こる訳です。
そうなると、1:2の割合でやっていたのが、1,5:1,5の割合になることもある。そうなるとそれぞれの単価も異なったりするので、原価が変わることになる。それが配合差異になって現れる訳です。
次に、減損(歩留)これも、同じことで、標準的に発生する減損がある。
具体例は大抵、10㎏投入すると、製品になると8㎏になる。という設定。
そうすると、製品800㎏完成した。とした場合。減損は200㎏出るはず。なのに、投入を見ると1100㎏投入している。ということは、100㎏多く出ている。ということになります。これが減損差異。仰っているのは、この減損差異の事かと思います。
減損として出ていいのは200㎏これは標準原価の中に含まれていて、それを超えてくる100㎏を言う訳です。
仕掛品勘定の中に、原価差異という勘定科目をもうけて一旦把握して、そこからさらに細かい分析をするのが差異分析だと思ってみてください
もしかすると、『異常仕損品』勘定と間違えてませんでしょうか?