すでにddによる代案が出ていますが
うちも、よくddで処理しています。
cipherは企業ユーザーを重視するMicrosoftが
企業受けのために用意した特別なコマンドですが
HDDの書き込み密度が高くなったことによって
すでにゼロクリア一回で充分と言われている時代に
cipherコマンドは、米国防総省が昔定めた手法で処置できる…
というか、それしかできません。
つまり、無駄に時間をかけることになるとも言えます。
そして、空き領域に対しての処理の内容によっては
ウェアレベリング機能があるSSDでは
確実な効果が無い恐れがあります。
(この点について調べたことがありません)
ウェアレベリングは書き込み回数が少ないところがあれば
そこを優先して書き込むという仕組みですから
重要なデータが何度も書き込まれたのちに削除したところと
今まで何も書き込んだことが無いところがあったら
後者ばかりに書き込みを行ないます。
ですからファイルシステムが維持されていると
普通にファイルが復活できる恐れがあります。
(うちはWindows使わないので未検証)
対して、ddでダミーファイルで埋め尽くす手法は
空き領域では無いためウェアレベリングがあっても
すべての空き領域を一旦ファイルにする過程で上書きします。
なお、LinuxというかUnix系OSの/は
ルートファイルシステムのルートディレクトリーで
これに相当するものはWindowsにはありません。
ルートファイルシステムはファイルシステムツリーの頂点です。
ファイルシステムツリーは、階層ディレクトリーの任意の箇所に
別のファイルシステムをマウントすることによって構成されます。
Windowsの原型となったMS-DOS(PC DOS)は
UNIXを模倣したCP/MやUNIXを模倣して生まれましたが
当時のパソコンはUNIX機に比べるとあまりにも貧弱だったため
当初MS-DOSには階層ディレクトリー機能自体ありませんでした。
ですから/devディレクトリーができないため
PRNやCOMなどの予約語を作る必要がありましたし
ファイルシステムツリー機能も不可能ですから
複数の媒体を使うために、ドライブレターという機能が用いられました。
ですからCMD.EXEにはUNIXの影響がありますが
決定的な違いの一つが、カレントディレクトリーだけでなく
カレントドライブという概念が存在することです。
これバッチファイルとか作っていると、異常に煩わしいもので
バッチファイルを不用意に作ってしまうと
対象と違うドライブがカレントドライブの状態で実行した際に
バグでひどいめにあう恐れが生じるという代物で
MS-DOS時代にひどい目にあった人はけっこういると思います。
/home/fooで指定すればいいものが、MS-DOS系の場合は
c:\\home\\fooと指定する必要があるわけです。
あるいはカレントを対象のドライブに遷移するよう記述するか、です。
ですから、ある意味同じと言える状況はありますが
正確には、/に相当するものはWindowsには無いわけです。
まぁ今のWindowsにはマウント機能もありますが
めったに話題に出てきませんし
あまり使っている人がいないイメージがあり…
WindowsのUnix系互換の機能については
実績が不足し、安心して使えないようなイメージがあります。
ddもLinuxより古く、1970年代のUNIXで生まれましたが
これでHDDなどのクローン作成もできますし
Linux系OSの多くのインストールディスクイメージファイルは
ddでUSBメモリーに書き込むだけで普通に起動できるんですが
Windowsは未だddコマンド相当のものが無いので
いろいろと面倒くさいイメージがあります。