食器を持つのを「乞食食い」と言うのは世界で韓国人だけです。
欧米マナー的には、皿やボウルを持ち上げて口に着ける行為はマナー違反ではありますが、「乞食食い」という名称は使われていません。
反対に日本では韓国人のように頭を食器に近づけて食べる行為を「犬食い」と呼んでいます。
これも欧米ではマナー違反ですが、「犬食い」とは呼んでません。欧米的なマナーでは、頭は多少傾けても、食べ物に近づける行為はマナー違反になります。
韓国が犬食いになってしまうのは、滑る鉄箸を高級品と位置付けてしまったがために、端でキレイにつまんで食べることが困難だからだと思われます。
中国でも犬食いはしません。
欧米では、食器は器であり、持ち上げて置いた時に音が出ること自体がマナー違反なので、持ち上げません(片方を持って傾けることはあります)。
日本では椀を直接口に着けるマナーがあるので、ある意味あまり諸外国にない文化になっています。
日本の椀は、漆塗等で木で作ったものであっても、腐敗しない加工が行われたものを使っています。木だから口をつけても大丈夫です。
諸外国のように漆器に熱いスープを注いで、それを口につけたら火傷してしまいます。だからスプーンやレンゲで口に運ぶのです。
大衆的料理として、ラーメン・そば・うどんを口につけたりして食べますが、大衆料理に元々はマナーとして定められていません。料亭で麺を出す場合は、少しづつ小鉢や椀に取って食べたりします。
乞食食いとはとても呼べない所作になります。
食べ方で言うなら、ハンバーガーの手食いも、ケバブのかじりつきも、ビビンバ混ぜ混ぜもマナー違反です。しかし庶民の食べ物に文句を言うこと自体に意味がないことは、マナーを知る人なら理解しています。
つまり高級料亭でもない場所で「乞食食い」と言うこと自体が、マナーを知らない阿呆ということになります。そしてそれなりの場ではそれなりのマナーと所作で見る方も不快な思いをしないようにお食事を楽しむことが大事なのです。