昔の話です。
競馬だけじゃないのですが、あの頃はパチスロも全盛期でギャンブルばかりしてましたねぇ。世紀末前です。好景気のバブル経済が破綻するのですが、その余波ってヤツを食らうには時間的なラグがあり、案外みんなお金を持っていました。なので、ギャンブルにつかう金額も多かったです。今じゃ考えられないような金額も賭けてましたねぇ。
そんな時に友人に誘われ、消費者金融に手を出しました。最初は20万くらいだったと思います。『すぐに返せる。(返す。)』、そんな軽い気持ちだったのですが、その20万がなかなか返済が出来ない。それどころか、『毎月金利さえ払っていれば…。』なんて思うようにもなり、いつしか借金ではなくて、自分の貯金のような錯覚に陥っていきます。融資額は膨らみ、最大200万にまでなっていました。
そうなると、毎日毎日、暇さえあれば考えるのは消費者金融のことばかり。後悔ばかりでしたねぇ。
転機が訪れたのは、法律で融資額に上限が設けられた時。年収の1/3しか借りられなくなり、もう1円も融資を受けられなくなったんです。そこで『よし、わかった!返せばいいんだろ!返せば!!』と心に火がつきます。
考えたのは、『返済に時間をがかかってもいので、極力生活水準は落としたくはない。1月にいくらなら無理なく返済が出来るか?』でした。出した答えは6万円。これを毎月必ず返済をしていくことにします。
1月に6万円の出費は確かにイタいです。しかし、『ちゃんと返している。』とリズムのようなものが生まれたの事実でした。これまでにはなかったことです。
数ヶ月後、約70万を返済したところで、ようやくまた融資を受けられるようになります。法で定められた『年収の1/3』を切ったんでしょうねぇ。返済しか出来ない状態が長く続いたので、これは気分的にもとても楽になりました。それでも融資を受けることはなく、返済を続けました。
毎月6万円を返済に回していましたが、案外生活は普通でした。競馬もやってましたしね。最初に考えた『時間がかかってもいいので、出来るだけ生活水準は落としたくはない。』というアレがとても良かったのだと思います。人間、その水準の生活に慣れれば、ちゃんと順応するものです。
結果、約4年半で返済を終えました。苦しめられた金融庁会社のカードは、ハサミで切って切って切り刻んで、最後はゴミ箱に捨ててやりました。