そもそも、「地獄の轟くん家」は、3人が冬のインターンにエンデヴァー事務所に行って
エンデヴァーの働きを目の当たりにして、彼を「思い込んでいたような人間じゃない」と気が付いた後のエピソードです
また、気まずい雰囲気を醸していたのは終始下手のエンデヴァーではなく、聞く耳も持たなかった夏雄の方です。冬美もその事を気にしていたし、父親のエンデヴァーは冬美の気持ちを慮っての行動でもあります
(その渦中に他人を呼ぶな、という爆豪の言い分も尤も)
家族の空気を思って「許そうと言う準備」と言ったデクは
爆豪に対しては「許そう」どころかデク自身に悪い所があったこともちゃんと自覚するイベントを経験済です(デクは好意でも、爆豪にとっては嫌悪)
恐らくデクは自分の事は棚上げ状態です(デクは謝ってほしいなんて思ってもいないから)
「最初から」向き合ってさえもらえていないんですよ
爆豪が自覚していたのは「凄惨ないじめ」なんかではなく
デク自身がその事を「気にもしていない」事です
要は、爆豪だけなんです。いじめの事実を背負って生きて来たのは
エンデヴァーが夏雄に「許さなくても償いたい」と言っていたのを
爆豪は背中を向けて聞いていますが
デクが許す許さないの意識「にすらない」事で
爆豪は自身が背負った意識(嫌悪も後悔も)の行き場がない状態です
幼い頃から、ずっと
※そもそも、「凄惨」なんて言葉は爆豪アンチが勝手に言っているだけで、デクはそう思っていないのだからお門違い
「言っちゃいけない一言」だという事はお互いに自覚していますが
このあたりは「爆豪勝己ライジング」の前のオールマイトと爆豪の話を読めばわかりますし
黒デク編の謝罪の冠が「言ってどうにかなるもんじゃない」というのも
デクと爆豪の、いじめに対する意識の大きな差があってこそ
また、オールマイトは「それでも」向き合おうとしているエンデヴァーと爆豪に対して、自分自身はそれが出来なかった事も口にしています
刺さったとすれば、相変わらずデクが「自分を勘定に入れない他人事」なことぐらいでしょうね
良くも悪くも、相手を「見ない」事がもたらす負の辛さはヒロアカのテーマでもあります