世の中の当たり前を疑うのは、まさに哲学ですね(*^^*)
「人間はみな幸せになりたいだけ」
はい、確かにそうですね。人間にはそれぞれそのような指向性があると思います。ただ、人を一般化する議論において見ていくべき点は、個々の心理ではなく、人間としての習性・本能だと思います。
そのうえで、まず着目するべきは、多くの人間は社会に属さないと生きられないという点。古来より人はコミュニティを形成し、分業・互助によって個々の暮らしを守ってきました。
ここで重要なのは、公平感です。
利己的な者がいると、誰かが不利益を被り互助のバランスが崩れるため、それを牽制する警戒反応が質問者さんの言う「私利私欲を嫌う」という態度なのだと思います。
しかし、その公平を是とする態度と利己的な態度のいずれもが、人類の発展に不可欠な要素である点が最重要。
公平さは安定を生むが、それだけでは社会は停滞してしまう。
一方で、利己的な態度は不公平感を生むが、新たな産業を生み出すなど、社会の可能性を切り開く原動力にもなる。
その両者の性質がうまく調和すると、功利(自分にも全体にも利益がある状態)につながり、社会に活力をもたらす、というわけです。
特定の支配者が生まれるのは、様々な社会的要因でそのバランスがやや偏った時でしょうね。ただし、その資質そのものは、社会に方向性を持たせるためには必要なものだと私は思います。
また、他人の幸福については、コミュニティの発展に繋がることへの喜びや、自身の序列が下がることへの焦りが、祝福や嫉妬として発露するのではないかと考えます。