正社員になることをお勧めします。
人の待遇は、その人が持っている価値で決まります。
最低限生きるだけの価値は誰にでもありますが、それ以上の暮らしを望むなら、どれだけ価値を積み上げられるかが重要です。
日本はいまだに年功序列の色が強く、正社員は年齢が上がるにつれて基本的に給与も上がります。また、正社員は簡単に解雇できず、社会保険料などのコストも会社側が負担しています。
会社は、簡単に辞めさせられない人材に対して、給与を上げ続ける以上、より難しい仕事を任せようとします。
その結果、本人は勉強や経験を重ねることになります。大変ではありますが、その過程で、肉体や時間では測れない、年相応の技能やスキルが積み上がっていきます。
そうして価値が蓄積されるため、給与も上がり、年齢を重ねても重宝される存在になります。会社は、社員が年齢に見合った価値を持つよう、構造的に仕向けているのです。
一方、アルバイトに対して「勉強させよう」「難しい仕事を任せよう」と考える企業はほとんどありません。
その結果、スキルは身につかず、体力や時間を金に換える仕事を続けることになります。肉体のピークは25〜30歳であり、その後は年齢とともに価値が下がりやすくなります。
そしてあなたの価値が最低賃金を下回った時、あなたはどこにも雇ってもらえなくなります。
フリーランスも同様です。取引先は、あなたに経験を積ませるために仕事を発注しているわけではありません。スキルを計画的に積み上げる努力を、すべて自分で行わなければなりません。そうでなければ、年齢に見合った価値の蓄積は難しくなります。
貯金に例えると分かりやすいかもしれません。
正社員は、給料天引きで「経験や技能」という貯金を自動的に積み立ててくれます。
アルバイトやフリーランスは、すべて自分で管理して貯める必要があります。
個人的な偏見ではありますが、正社員を5社で諦めてしまう性格の人が、長期的にコツコツ自己投資できるとは思えません。
悪いことは言いません。正社員を目指した方がよいと思います。