電気が流れている様子を、たくさんの小さな粒=電子が川のように流れていると想像してください。これが電流です。
次に、磁場というのは、この川の流れに対して横から吹き抜ける見えない風のようなものだと思ってください。
この世界には、電気が流れている場所に磁場=風があると、電気の粒は横へ押し出されるというルールがあります。これをローレンツ力と呼びますが、今は風の力と思ってください。
右から左へ風が吹いているとします。電気の粒たちは、風に押されて川の左岸に積み重なります。すると、左岸に電気が溜まるから、そちらの電圧=電位が基準になり、例えばマイナス(−0.6V)という値が出たとします。
今度は、磁場の向きが反対になりました。つまり、風が左から右へ吹くようになったのです。電気の粒たちは今度は右岸に押し出されて積み重なります。
さっきとは逆側に電気が溜まるのだから、電圧の高い・低いもさっきとは逆になります。
さっきがマイナスだったなら、今度はひっくり返ってプラスになります。
だから−0.6V が +0.6Vに変わったのです。
言っていることは、風向きが変わったから吹き飛ばされる方向も逆になったという、ただそれだけのことです。