絵に描いた餅の語源は『三国志』「魏書」にある明帝(曹叡)の言葉
「選挙するに名有るを取ること莫れ。名は地に画きて餅を作るが如く、啖うべからざるなり」
ですが、白文にすると
「選挙莫取有名。名如画地作餅、不可啖也」
となります。
これは曹叡の言葉が詩的な韻を踏んでいて、前半は6文字、6文字のリズムになっていて、それぞれの終わりの名(míng)と餅(bǐng)が対になっているのです。
絵に描いたご飯でも意味は通じるのですが、詩的なレトリックで餅と言っただけであって、餅が特別な食事という意味合いではあまりません。
ちなみに中国における餅は小麦粉で生地を作って餡(具材)を包んで焼いたり蒸したりして食べる物のことで、通常食のひとつです。