アメリカ空軍のF-22は2011年のリビア内戦で実戦投入されましたが、この時に致命的な欠陥、欠点が露呈しました。
他機種や他軍種の部隊とのデータリンク接続能力が無いことです。
F-22のCNIシステム、IFDL(飛行内データ・リンク)、JTIDS(統合戦術情報分配システム) 、MK XⅡ敵味方識別装置、これらを駆使して自機のレーダー波に頼らず外部からの情報で位置確認や索敵を行う能力により、高いステルス性が発揮される、はずでした。
しかしアメリカ国防総省やNATO各国の大幅な国防予算削減、対・ゲリラ戦重視の方針により、他機種、他軍種の通信機器はF-22とデータリンク接続できるものにずっと更新されないままだったのです。
リビア内戦への介入は、米軍単独の作戦ではなく、NATO各国軍との共同作戦だったので、データリンク接続できないF-22は、全く浮いた存在、孤立した存在、
「ぼっち」
になってしまった、放置状態にされてしまった、仲間に入れない空気のような存在になってしまった、味方から無視されてしまったのです。
F-22にぜんぜん情報が入らない間に、NATO空軍のF-16やラファールは情報交換を行って、カダフィ大佐への爆撃を続け、最後は爆撃でカダフィ大佐を爆死させてしまいました。
一人だけ目立とうとして最先端にしたら、かえって浮いて、仲間に入れなくなり、結局試合に出れない補欠の選手のような感じになってしまったのです。