元西鉄の阪口忠昭投手を知ってますか?1972年カーブと直球、それに時折りみせるシュート。阪口の武器はこれだけだが、丁寧にコースを突きプロ入り初勝利を完封で飾った。阪口がプロ入り初勝利を完封で飾った。最後の打者永淵を二ゴロに打ち取り、ゆっくり引き揚げる阪口を稲尾監督、河村コーチが目を細めて迎えた。それだけ彼にかける期待が大きかったわけだ。「先発はきょうの練習が終わってからいわれました。これまでなんどもチャンスをもらいながらつぶしていたので、きょうは負けてもともとという気持ちで力いっぱい投げた。河村さんに何も考えずに思い切っていけといわれましたが、それを忠実に守って投げたのがよかったと思います。やはりうれしいです」制球難、タマがもう一つ走らないー。プロ入り三年目の阪口の欠点は、投手として最も必要な面が不足していた。これまでチャンスをつかめなかったのも、四球を連発しての自滅だった。そのいい例が七月八日の東映十四回戦で先発したときだ。味方打線に初回に6点も取ってもらいながら、阪口は一死を取ったあと三連続四球を出して降板している。それ以後ファム暮らしが続いた。「自分でもコントロール不足はわかっているが、約1か月の二軍生活ではコントロールより、思い切って投げることを心がけた。いつもちびっては四球を出していましたからね」この努力が十二日から長野県松本市で行なわれたウエスタンリーグのトーナメント大会で、広島を2安打の完封となってあらわれた。四球1、見事な成長を示した。稲尾監督が「彼はきょうのようなピッチングができる。これを足場に順調に伸びていってほしい」と語れば、河村コーチも「内容はバラしたら困るが、この日はピッチングの組み立て方を変えてみたんだ。とにかくコントロールのよかったのが好投できた原因だ。若い投手だし、このまま勢いに乗ってほしいものだ」と両首脳ともこんごに大きな期待を寄せている。「これまで、思い切って投げられなかったシュートを投げられるようになった」阪口の飛躍する材料は盛だくさんだ。こんごのピッチングに期待したい。

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1241059

2026-07-18 02:30

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