はい、AIの導入を理由に人員削減や早期退職が行われた例は実際にあります。特に海外では、企業がAIによる効率化を理由に人を減らしたと公表しているケースも出ています。日本では、いきなり大量解雇というより、採用を減らしたり、配置転換したり、早期退職を募ったりする形で影響が出ることが多いです。
ただし、「AIが完全にその人の仕事を奪った」というより、会社がコスト削減や組織再編を進める中で、AIをその理由の一つとして使っている場合もあります。なので、単純に「AIだけが原因」とは言い切れない面もあります。
AIの影響で仕事を失ったり減らされたりした人の気持ちとしては、まず「今まで積み上げてきた経験やスキルが急に価値を失ったように感じる」というショックが大きいと思います。自分の仕事が、短時間でAIに置き換えられるのを見れば、「自分はもう必要ないのでは」と感じても不思議ではありません。
それに加えて、収入が減ることへの不安も大きいです。生活していかなければならないので、理屈より先に「これからどうやって暮らすのか」という恐怖が来ます。そのうえで、「自分の努力が足りなかったのか」「時代の変化についていけなかったのか」と自分を責める人もいますし、逆に「会社は効率化で得をするのに、なぜ自分だけが切られるのか」と会社や社会に強い不公平感を持つ人もいます。
さらに大きいのは、仕事を失うことが単なる収入の問題ではなく、「自分は社会の中で何の役割があるのか」という感覚まで揺らしてしまうことです。長く同じ仕事をしてきた人ほど、その喪失感は強くなりやすいと思います。
一方で、全員が完全に仕事を失うわけではなく、AIを使う側に回ったり、AIが出したものを確認したり調整したりする仕事に移る人もいます。ただ、それも簡単ではなく、勉強し直したり、仕事のやり方を変えたりする必要があるので、誰でもすぐ適応できるわけではありません。
なので、「AIによりリストラされた人やされそうな人はいますか」という問いには、はい、実際にいます、と答えてよいと思います。そして「その人たちの気持ち」は、単なる不安だけではなく、自分の価値を否定されたような痛み、生活への恐怖、会社や社会への怒り、自分を責める気持ち、将来への焦りが混ざったかなり重いものだと考えるのが自然です。