結論としては、各支店ファイルの式をSUMIFSから旧バージョンでも使える式(COUNTIFやSUMPRODUCTなど)に置き換える方法が現実的です。マクロで「開いて上書き保存」は管理が大変なわりに、支店側で開いた時の「#NAME?」は解決しません。
理由と具体例を挙げます。
旧バージョンのExcelでも
・SUMIF / COUNTIF
・SUMPRODUCT
は使えますので、これらでSUMIFSやCOUNTIFSの代わりが作れます。
例えば、金額がA2:A100に入っていて
区分
-1000 … 1000以下
1000-9999 … 1000以上9999以下
10000- … 10000以上
の「件数」を出したい場合、各支店ファイルで次のようにできます。
1000以下の件数
=SUMPRODUCT(($A$2:$A$100\u0026lt;=1000)*($A$2:$A$100\u0026lt;\u0026gt;””))
1000〜9999の件数
=SUMPRODUCT(($A$2:$A$100\u0026gt;=1000)*($A$2:$A$100\u0026lt;=9999))
10000以上の件数
=SUMPRODUCT(($A$2:$A$100\u0026gt;=10000)*($A$2:$A$100\u0026lt;\u0026gt;””))
このようにして各支店の一覧表を作っておけば、今と同じように集計表から参照できますし、どのExcelバージョンで開いても「#NAME?」になりません。
もう一つのやり方として、支店ファイルに「区分」用の補助列を作り、そこに
B2セル
=IF(A2\u0026lt;1000,”-1000”,IF(A2\u0026lt;=9999,“1000-9999”,“10000-”))
と入れて下までコピーし、その上で
=COUNTIF($B$2:$B$100,”-1000”)
=COUNTIF($B$2:$B$100,“1000-9999”)
=COUNTIF($B$2:$B$100,“10000-”)
という形で件数集計する方法もあります。こちらの方が式は分かりやすいと思います。
一方、②の「ファイルを開き上書き保存するマクロ」は、たしかに新しいExcel側で
・共有フォルダ内の全ブックを順番に開く
・再計算して上書き保存する
といった処理を書くことは可能ですが
・マクロを置くPCを決めて定期的に実行する必要がある
・実行忘れやエラー時の対応が必要になる
・支店の古いExcelで開いたときにはやはりSUMIFSが解釈できず#NAME?になる
といった問題が残ります。VBAにあまり慣れていないとのことですので、あまりお勧めしにくいです。
まとめると、
・各支店ファイルの式をSUMIFS依存から、SUMPRODUCTやCOUNTIF+補助列に置き換える
・集計表は、今と同じように各支店の一覧結果だけを参照する
というやり方が、設定後の運用も含めて一番安定した解決策だと思います。