格ってそもそも何ですかね?と思いますが、
芥川賞は、新人と呼ばれる時期にしか受賞できない賞であり、その意味でその時期を逃したら受賞できない希少さがあります。
一方、直木賞は大衆文学の賞ですから、必ずしもテーマが新しいとか時代にあってるとかでなくても、大衆に広く支持されたという実績も評価になります。
文体が素晴らしいというよりは分かりやすさが評価されることもあります。
でも、新人賞ではないのだから、それだけターゲットになる作家の数は多く、20年、30年のキャリアの作家も候補になり得ます。
また、直木賞が巷で話題になるにつれて、直木賞作家の割にヒットしないなどという評判にもなりかねません。そのため結局、一時期は審査員が慎重になり、この人はこの作品で取ってもよいのではないか、という作品で賞を逃し、その一、二年後に別の作品で穫る、ということがありました。
最近では、十分人気、実績のある人に贈られる賞のようになっています。
芥川賞候補者は、世間一般の人があまり知らない新人作家であり、
直木賞候補者はすでにかなりの知名度があり、作品がある人たちだということが、直木賞のほうになんとなく重みを感じる理由ではないですか。