意図的で、端から的を向いていない射法や、離れの直前までの矢の向きと違う方向に矢が飛び、その先に的があるので的中になる現象を肯定しない(間違いであり、ヨシではない)が武道・弓道だと理解されたうえでの質問だと受け取って回答します。
先生が仰るように「前飛びが治るのは時間がかかる」場合はあります。
おそらく「『射型が綺麗なのにもったいないから狙いを後ろにして的中を重ねてもいいよ』。ただし、日々の練習で正しいねらいで正しく矢を飛ばす努力と工夫は続けなさい」だと思います。
決して、「ねらいを的後方にして、ポコポコ的中を重ねて大会や昇段・昇格の成果をあげなさい」ではない、と思います。
つまり質問への回答は、ねらいを後ろにした練習を自覚し、そのねらいどおりの位置、例えば的の9時(的の外は論外で、9時ギリギリが許容限界)にねらいを付けて9時に的中させる練習を重ねる時期を持つのは、アリだと個人的に思います。(長くても数か月後を目途に、ねらい付けは的心に戻すべき)
そうすることで、良射であれば9時に矢所が集中し、的中を重ねられる。
失敗して前矢になった場合でも、直径36cmの的の中に納まるので的中も稼げるというセコさを備えた射法研修はアリだということです。(繰り返しですが個人的な考えです)
従って、後ろねらいなので的心に矢が飛ぶことがベストではなく、ねらいどおり9時に四つ矢(もしくは一手)が集まった皆中(束中)が良射に近いということですから勘違いしてはいけません。
後ろねらいでも的中が出る分、気分よく矢数稽古をできるのですが、そこに安住せずに射法を高める努力と工夫を忘れない、ウソの的中を集めないことを自分に課す厳しさ(?)まで失ったら、弓道じゃなくなると思います。