大学へ進学する意味は個人的には主として3つあると思います
1就職先の間口を拡げる
2学部で専門分野の基礎と幅広い教養を学ぶ
3友人を作る
1多くの大企業では四年制大学卒が採用の条件となっています
また生涯平均年収は大卒と高卒では「5,000万円」違うと言われています
ただしこれには反論もあります
経済学者の野口悠紀雄先生は次のような試算をなさっています
「高卒との生涯賃金の差は5000万円超! それでも「無理をしてでも大卒が最善の選択」とは言いきれない衝撃のデータ」
https://toyokeizai.net/articles/-/918774?display=b
大学進学には時間と学費がかかり、高卒で4年間働いた賃金分も含めると必ずしも大学進学が経済的に有利とは限らないということです
またAIのすさまじい進化によってホワイトカラーが失職する可能性が高まり、相対的にブルーカラーの収入と変わらなくなってきているという見かたもあります
アメリカでは数年前までコンピューターサイエンスの学位を取れば引く手あまたで、大卒で即1,000万円以上の年収を得ることが普通でしたが、現在はそれだけではなかなか就職できない人が増えており、ブルーカラーより低収入の人もいます この傾向はすぐ日本でも当たり前になるでしょう
「AI進化でホワイトカラー就職難。米国でブルーカラービリオネア増加?日本はどうなる?」
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/0bf8270e3beddf77c5711d548f6e190242bcbfc3
日本でも典型的なホワイトカラーであった銀行も採用枠を縮小しています
なるべく偏差値の高い大学に進学し、公務員や大手企業でホワイトカラー職に就くことが高収入を保証し、したがってより幸せな生活を送るという「常識」は今後通用しなくなる可能性が高まっています
もしもなりたい職業が決まっていて、その職で成功する自信があるのであれば、大学進学だけが道ではありません
大谷選手や棋士の藤井さんのような天才級の才能でなくても、料理人や菓子職人、美容師、高級靴職人を目指すのなら大学に行かなくてもよいわけです
2幅広く基礎教養を学ぶ
日本の企業は特に文系の学部卒程度の専門知識が仕事に役立つと期待してはいませんが、自分の専攻やそれ以外の幅広い教養は後々栄養分となると個人的には思います
特にこれからの不確実な世界では、仕事の専門的知識の背景に哲学や歴史などの理解が羅針盤としての役割を果たすことがあると思います
職場ではたとえば経理専門とか工場の現場では高卒叩き上げの人の方が活躍する場面がありますが、管理職に大卒が多いのは俯瞰して物事を考える訓練を受けていると見なされているからだと思います
3友人を作る
個人的には大学へ行く一番の意義はこれだと思っていて、一生の友人関係を作る場が大学です
社会に出ると多くの新しい関係は仕事を通じてのもので、利害関係や上下関係に影響されますが、大学での友人は違います
大学進学は義務でもなければ必ずしも必要なものでもありませんが、もしも大学以外の希望がなく、かつ経済的に許されるのであれば大学に進学することをおすすめ致します