「枚挙にいとまがない」と「無数にある」は、どちらも数が多いことを表しますが、ニュアンスや使われる文脈が異なります。
1. 枚挙にいとまがない
「一つひとつ数え上げようとしても、多すぎて途中で嫌になる(数えきれない)」という意味です。
特徴: 具体的な事例や功績、不祥事、作品など、個別にカウントできるものに対して使われます。
ニュアンス: 単に多いだけでなく、「次から次へと例が出てくる」という驚きや強調の感情が含まれます。
例文: 「彼の輝かしい功績は枚挙にいとまがない。」
2. 無数にある
「数が多すぎて、数えることができないほどたくさんある」という意味です。
特徴: 星、砂、細胞、可能性など、具体的・抽象的問わず、膨大な量に対して幅広く使われます。
ニュアンス: 「枚挙〜」に比べると、客観的でフラットな表現です。
例文: 「夜空には無数の星が輝いている。」
使い分けのポイント
「例(エピソード)」を挙げるときは「枚挙にいとまがない」が適切です(例:不平不満、成功例など)。
「物理的な量」や「全体数」の多さを言うときは「無数にある」が自然です(例:微生物、銀河の星など)。