このように申し上げますのは、計り知れないことではございますが、一筆申し上げます。さてさて、ゆうせい(故人)様のこと、このようにお亡くなりになられたこと、お気の毒で、とても言葉では言い表せません。また、その折、まんところ様がいらっしゃいましたので、後の事は、はちおも(八面?)隠して申し上げました。そういうわけで、ゆうせい様の色々な物を、人が知っている通りに、まんところ殿へお渡し致しました。きっとお話があることでしょう。そのため、ゆうせい様の返却分は、その際に使い果たしてしまいました。また少し残ったものは、骨を納められた春慶(寺?)にもお渡し致しました。また後の弔いにも使いました。詳細は書き記して申し上げます。この程悲しみ申し上げておりますので、少しの物でも、ゆうせい様の形見として拝見したく存じます。いただけましたら、どれほど嬉しく思うことでしょうか。
追伸、この旨をまんところ殿へも申し上げました。ゆうせい様の物は、人が知っている通り、皆々お渡し致しました。この人々の通りにいただけましたら、どれほど嬉しいことでしょうか。
恐れながら、たまかき
公文所殿へ参る
ゆうせい様の色々な人々への分配・御足一貫文はその際色々に使いました・青小袖一つは春慶へお渡ししました・抜手綿二つは同じく春慶へお渡ししました・帷子一つは同じく春慶へお渡ししました・畳の表五枚は売って、これも後の事に使いました
この色々はこのようにいたしました。また、これはお詫び申し上げますが・白い小袖一つ・つむぎの表一つ・布子一つ、この三つの品は、ゆうせい様の形見として見せていただけましたら、どれほど嬉しいことでしょうか。