前提をそろえるね。
ここでは「高市総理=現職の日本の総理大臣」という想定で話すよ。個人名の問題じゃなく、総理という立場そのものに付く警備の話だから。
まず①の「SPなしで外出できるのか?」。
結論から言うと、できない。総理の希望だけでは無理。
これは気持ちの問題でも権限の問題でもなく、制度の問題。
総理大臣の身辺警護は、本人の私生活を守るサービスじゃない。
国家機能を守るための義務なんだよ。
もし「今日は一人で美容室に行きたいからSPは来なくていい」と言って、それで何か起きたら、責任は警察側に行く。だから警察は絶対に認めない。総理自身にも「SPを外す権限」はない。これは断定できる。
実際には、表に見えない警護(私服、距離を取った配置)が増えるだけで、ゼロにはならない。
つまり「SPがいないように見える外出」はあっても、「SPが本当にいない外出」は存在しない。
次に②の「偶然見かけたら握手できるか?」。
これもハッキリ言うね。原則できない。
SPの仕事は「何も起きないようにする」こと。
握手って一見 harmless(無害)だけど、距離ゼロ・不意打ち・接触の三点セット。警護の世界では一番危険な行為なんだよ。
だから、総理が自分から明確に手を差し出し、SPが「安全」と判断した場合に限って、例外的に成立する。それ以外は、まず止められる。
1.5m以内に近づけるか?
これも答えは明確で、状況次第だが、基本はアウト。
人が集まる場所では「距離を取らせる」のが鉄則。近づこうとした時点で、SPが体を入れて距離を切る。これは乱暴でも過剰でもない。職務そのもの。
個人的な感覚で言うと、
SPがいる場面で総理に近づこうとするのは、善意でも「やめた方がいい」。警護側は動機を一切考慮しない。「近づいた」という事実だけを見る。
最後に③の被災地訪問の話。
ここが一番大事だから、はっきり言う。
「危険な人が混じっている前提」で全部が設計されている。
被災地だから油断する、なんてことは絶対にない。
むしろ逆で、
・感情が高ぶりやすい
・人の動きが予測しにくい
・警備ラインが曖昧になりがち
だから、警護レベルはかなり高い。
被災者を装って紛れ込む?
それはもう想定内中の想定内。
だから事前に、動線は完全に管理されるし、近づける人も限定される。突然飛び出したり、予定外の接触が起きた瞬間、SPは一切の躊躇なく総理を物理的に守る。場合によっては強制排除。これは冷たい対応じゃない。一秒の迷いが命取りになるから。
正直な個人的感想を言うね。
テレビで見る「厳重すぎる警備」は、やりすぎでも偉そうでもない。
あれでもギリギリだと思ってる。
総理が何かされたら、その瞬間に
・政治が止まる
・外交が止まる
・経済が揺れる
被害は本人だけじゃ済まない。
だから断定する。
総理は「自由に外出できる一般人」じゃない。
国家の装置そのもの。
それを守るSPは、本人の希望より、国の安全を優先する。
これは冷酷でも不親切でもない。
当たり前すぎるほど当たり前の話だよ。