この1年でFRBは0.75%利下げし、日銀は0.5%利上げし、1.25%も政策金利差が縮小したのに、150円台後半で始まった為替レートは140円で折り返してまた150円台後半に戻りました。
高市政権の積極財政により国債発行額が増えて通貨供給が増えるのではないかとの懸念から円が売られて円安になっています。
高市首相は国家債務のGDP比は低下しているとか、国債発行額は減る見通しだとかで市場に不安を与えないように情報発信していますが、市場は信用しておらず長期金利も大きく上昇しています。
春の来年度予算で財政規模が大きく膨らむようだと160円台の円安になるとの見立てもあり、日米の金利差よりも日本の国債発行額やそれにつながる予算規模に焦点が移っている状況です。
予算規模が思われているより大きくなく収まり、国債発行額が昨年より少なくなれば、再び金利差に焦点が移り、FRB利下げと日銀利上げが続けば、それを受けて130円台を目指す動きとなる可能性もありますが、そういった条件が重なる見込みは低そうにも思われ、今年同様140~160円のレンジ相場になるなど、円高一直線というわけにはいかなさそうに思われます。